『シービスケット流カットが上手いの奥義 スク編』

 

今回は具体的なカット技法について3つの章に

渡りお話ししたいと思います

 

カットの技法の中に「スク」というものがありますが

小谷直樹流カットでは主に3つの「髪をスク」

を施しヘアスタイルを完成させます

 

 

 

一章  毛先スキ

 

 

効果として毛先の柔らかさが生まれます

 

最も単純なテクニックのようですが

艶に直結する、しかもデザインの良し悪しを

左右する、生命線的な役割を持ちます

 

世の中の美容師の大半がこの技法を履き違えているため

にお客様を悲しませてしまっている

と言っても過言ではありません

 

余談になりますが、欧米人などのブロンドの人達は

男女問わず、髪をスクということを好みません

 

おそらく日本人と比べ

毛量が少ないため軽さを必要としていない、また

髪色がそもそも明るいため軽さを必要としていない

のではないかと思います

 

 

話しを本題に戻しましょう

 

毛先スキが過剰に行われた髪型はハネやすく

艶がなくなります

 

特に40代、50代女性が悩む

年齢を重ねるごとに起きる髪の広がり、うねり

ツヤ感の低下には致命傷を負わせることになります

 

 

髪の光沢、潤い、艶とは髪1本1本が重なり合うことに

よってしか生まれません

 

床に落ちている髪を見て艶やかとは感じないのは

そのためです

 

またヘアスタイルとは、髪1本1本が重なり合う

によって構成されまとまり、再現性が手に入ります

 

 

『あなたの右側の毛先はハネていませんか?』

 

『あなたの毛先はパサついていませんか?』

 

『あなた毛先はオイルなしでも光沢はありますか?』

 

軽くする=毛先をたくさんスク

ではないということを次の章でお話ししましょう

 

 

 

 

 

二章  元すき

 

 

根元からの毛量を減らすテクニックになります

 

一章でお話ししました、毛先を軽くするだけでは

髪を洗った時、髪を乾かす時などにはさほどの違いは

感じれないものです

 

このテクニックを施すことにより

見た目での軽さではなく

触った時の軽さが得られます

 

そうなんです!

 

毛量が多い方、毛量が多くない方どんな女性でも感じる

 

『ここの髪の乾きがいつも悪い!』

 

という小さいストレスを

この元スキは解消してくれるのです

 

「元スキって、こわい気がする」

 

とうい声が聞こえてきそうなので

次のご説明をいたしましょう

 

美容師の使うすきバサミには

多くの種類がありハサミによって

スケル量、スケル密度の細かさが異なります

 

元スキを行う場合は

スク髪が細かく、あまりスケないハサミで行うことに

よりスイた髪がに自然に馴染むようにします

 

ですからお客様は元スキされた短い髪がどこにあるのか

を感じることはありません

 

ちなみに、失敗した元スキは髪をまとめた時や

髪が濡れている時にツクツク立ち上がります

 

三章ではこれぞ職人技という中スキについて

お話しいたします

 

 

 

 

 

 

三章  中スキ

 

 

主に髪型の表面の中間部分の毛量を調節します

 

この技法は毛先スキと同時に行っていきます

 

私は美容師がよく行う、カット中に霧吹きで再度髪を

濡らし直したりは、ほとんどしません

 

髪が徐々に乾いてくるのを感じながらカットを進めて

いきます

 

ヘアスタイルにもよりますが、こうすることにより

髪の本来の状態が見えてきます

 

中スキという技法は髪が軽く乾きだす

「半湿り」の状態に行います

 

そのためシャンプーを担当してくれる

アシスタント達には

カット前のタオルドライを過剰にしないように

お願いしています

 

髪が早く乾いてしまうことを配慮することにより中スキ

を施すタイミングを調整ためです

 

中スキの効果として通常のカットでは

軽さを出せない部分に動きや空気感を演出します

 

いわばそのヘアスタイルにとって余分な動き

必要のない動きをする髪の動きを

 

「封じ込める」

 

ための技と言えます

 

 

そのため髪が乾く寸前が望ましく

職人としての技が問われる瞬間なのです

 

 

これらの3つの技法を

季節、髪質、お客様の日々のスタイリング方法を

配慮し施していきます

 

 

 

 

長年のカットを通し、進化しながら培ってきた

この技法はシービスケット

小谷直樹のオリジナルなものです

 

私の行うカットとは‥‥

 

例えば3年前と比べた時

確実に進歩していますし

1年後にはさらに進化していると思います

 

なぜなら、お客様のニーズは時間軸での変化であり

時代ごとに起こる様々なヘアダメージへの順応性が

必要不可欠だからです

 

私は小さな店の

いち美容師でしかありませんが

真っ当な技を世生に伝えることを使命と思い

日々、若い従業員達と奮闘しています

 

そして

いつの時もお客様にとっての

究極のまとまり

究極の美しさ

を作り出すことが

『髪師』

小谷直樹の生きがいです